ラウンジ 8

Intermission


8009.26    テオティワカン遺跡   メキシコ




「はたまた……、ラウンジ……」










その本の文章は、見たこともない不思議なデザインの
装飾文字であり、とても読むことはできなかった。
もし、古代の魔法呪文書があったとしたら、きっと、
このような書物だろうという想いが浮かんできた……

そのとき、どこから吹いてきたのか――
一閃の光とともに、一陣の風が本の上を駆け抜けて、
ページが一枚めくれた――ような気がした。
そこに書かれていた文章は、なんと読むことができた……

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          存在と消滅の****

       なぜ、わたしはわたしであって
       あなたではないのか――
       なぜ、あなたはあなたであって
       わたしではないのか――
       …………

             悠久の隠者 ファウストフェレス

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                 ・

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          物質と空間の****

       ここに――
       余は記したい言葉があるが
       たとえどんな言葉を記したとしても
       読む人のマインドレベルによって
       さまざまな解釈を受け
       そして誤解され…… けっして
       余の真意が伝わることはない
       と確信できる――

       腹をすかせ泣いている赤ん坊に
       宇宙の定理を語っても
       無意味である……

       …………

             天宙の応者 ゴールドドラゴン

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                 ・

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          条理と不条の****

       善人の――
       多数の善事は 誰も気にしない
       一度の悪事は 皆が記憶する……

       悪人の――
       多数の悪事は 誰も止めなかった
       一度の善事は 皆が賞賛する……
       (再度善事をしろ――“おだて”である…)

       …………

          ソルスリーの観察者 シーボハルカ


       …………

       ブタも“おだて”りゃ 木に登る?……
       (もし*賞賛*されたなら――
        あなたは*悪人*である…)

       そうですか?……

           ソルスリーの修学者 アリスマルカ

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                 ・

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          早熟と天才の****

       人類には―― 若くして
       真の*偉人*はいない……

       …………

       凡人には―― 単なる早熟が
       天才に見えるだけである……

       …………

             士団の司令 センプローニウス

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                 ・
                 ・

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          理解と誤解の****

       「理解できた!」は誤解である――

       とくに「誕生15000日」未満の人類は…

               一閃の愚者 フェルマール


       …………

       人間の*理解(判断)*は――
       自者に*あま(ゆる)*く
       他者に*から(きつ)*い……

       精神の“**”には時間が必要である…
       「何をしてたか?」にもよるが――

              黒暗の聖者 クライストテレス

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8209.11    ロンドン   イングランド


◆次は、「棋領ラボラトリー」です◆






  

−休憩08−