ラウンジ 9

Intermission


8209.17    フォロロマーノ   イタリア




「さらにまた……、休息室……」











……――そのとき、
どこから吹いてきたのか、
一条の光をふくんだ一陣の風が、本の上を駆け抜けた!
そして――、ページが一枚ふわりとめくれ……
なんと、そこに書かれていた文章は読むことができた。

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          意識と時間の****

       ここに――
       余は記したい言葉があるが
       たとえどのような言葉を記したとしても
       読む人のマインドレベルによって
       さまざまな解釈を受け
       そして誤解され…… けして
       余の真意が伝わることはない
       と理解している――

       空腹で泣いているおさな子に
       生命のことわりを聞かせても
       無時間である……

       …………
       *意見*というものは――
       だれであれ……
       人類が主張するならば――
       それは欲望の表明である……

       …………

           永劫の応者 プラチナフェニックス

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                 ・

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          極小と極大の****

       ここに――
       …………

       ウイルスと人間との関係は――
       人間と地球との関係に――
       あまりにも相似である……

       …………

             惑星の精霊 ガイアーズマグナ

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                 ・

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          主観と客観の****

       人類の 一個体が飼育する
       *ペット*の 一生命は――

       その個体にとっては――
       自分を除いた「地球(上の全生命)」
       の重さに比肩する……

       …………

           ソルスリーの修学者 アリスマルカ

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                 ・

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          保守と改革の****

       改革は――
       「一人(その革命家)は万人のために」
       を看板に始める……

       そして――
       多数の保守(同類)を粛清する……

       やがて――
       「万人は一人(その革命家)のために」
       の体制で終わる……

       …………

             ソルスリーの監視者 カーリー

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                 ・

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          良事と悪事の****
             あるいは――
          多数と少数の****
             もしくは――
             利益と損害

       良事とは――
       多数にとって良事(利益)である
       同じ事が少数には悪事(損害)となる…

       悪事とは――
       多数にとって悪事(損害)である
       同じ事が少数には良事(利益)となる…

              ソルシスの調整官 イリアス


       …………

       良事で――
       利益を受ける多数は何もしない
       損害を受ける少数は猛烈に反対する…

       …………

              ソルシスの巡察官 マシアス


       …………

       多数の利益など――
       自分の損害に比べたら問題ではない…

       …………

              ソルシスの情報官 イライザ

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9006.30    クックハイウェイ   クイーンズランド


◆次は、「棋領アーカイブス」です◆






  

−休憩09−