メモランダム 5

ランスト

? Advanced rule ?
?? 対コンピュータ用ルール ??

  棋領のランダム戦略
ランダムストラテジー(Random Strategy)、略して「ランスト」といいます。
または、ランダム戦略、略して「ランセン」ともいいます。

棋領では普通、自分の採用戦法は、対局者の自由意志で決めることができます。
しかしながら、「将棋」と同じように自分の得意戦法ができると、その戦法しかやらない人が出てきます。
それでは、相手の対局者や見ているファンは飽きてきます。

そこで、マンネリにならないようにしたのが「ランダム戦略」です。
ランダム戦略とは、文字どおりアトランダムに棋領対局者の戦略・戦法を決めることです。



ランダム戦略の「一例」を紹介します。

ダイス(dice サイコロ)を1つ用意します。
先手がダイスを一回振って、後手の戦法を決定します。
後手がダイスを一回振って、先手の戦法を決定します。
ダイスの出目によって採用する戦法は、以下のとおりです。

ダイスの目 −−・採用戦法・−− 先手の天陣移動領 後手の天陣移動領
   1   三間天陣戦法     領32     領78
   2   四間天陣戦法     領42     領68
   3    中天陣戦法     領52     領58
   4   六間天陣戦法     領62     領48
   5   七間天陣戦法     領72     領38
   6    居天陣戦法  領82(移動なし)  領28(移動なし)

先手は初手(1手目)で、後手のダイスによって決定された領に、先手の天陣を移動します。
後手の初手(2手目)は、先手のダイスによって決定された領に、後手の天陣を移動します。
以下、先手(3手目)から普通に対局を開始します。

しかし、ここで、たとえば先手が3手目で天陣を領82に戻し、後手も4手目で天陣を領28に戻したのでは、アトランダムに戦法を決めた意味がありません。

そこで、序盤は天陣の移動を禁止します。
天陣が他駒(タク……他の駒)と同じように扱えるのは中盤以降になります。

この場合の序盤と中盤の境界は、駒台に「最初の駒」が載った瞬間です。
先手・後手どちらかの駒台に、どんな種類の駒(太司・青江・紅炎・白風・黒山・天陣・永陣)でも一枚載れば、以後は先手・後手どちらの天陣も、他駒と同じように移動が可能となります。


ランダム戦略は棋領の「天陣」の代わりに、将棋の「飛車」を使って試すこともできます。




序盤・中盤

  ランダム戦略の序盤・中盤
棋領のランダム戦略における序盤と中盤について説明します。


000 −00−−00 000 −00−−00 000 −00−−00 000 −00−−00
  1 ▲62天乱   2 ▽38天乱   3 ▲34士   4 ▽76士
  5 ▲88永成 ―― 第1図

第1図




 1・▲62天乱=ランダム戦略。後手のダイスの出目4により、先手の天陣は領62に移動した。
           「乱」はランダム戦略による移動を示す。

 2・▽38天乱=ランダム戦略。先手のダイスの出目5により、後手の天陣は領38に移動した。
           「乱」はランダム戦略による移動を示す。

 3・▲34士=戦術。永陣の活用。先手は永筋(エイキン……永陣の通る筋)を開けた。

 4・▽76士=戦術。永陣の活用。後手も永筋を開けた。

 5・▲88永成=作戦。先手はここで、あえて後手の永陣を取った――第1図。



第1図の局面は、先手の駒台に永陣が載っているので、ランダム戦略においてはすでに中盤ということになります。
よって後手は、第1図で▽同白はもちろん、▽同天と天陣で永陣を取り返すこともできます。
本局の場合、わずか4手で序盤が終わってしまったことになります。














−覚書05−