手合集14

対局棋譜

棋領棋譜 8 解説

右天陣戦法 VS 右天陣戦法

10・▽26士=戦略。テンビン・右天陣戦法……ライブラ フォーメーション。

13・▲84士=戦略。テンビン・右天陣戦法……ライブラ フォーメーション。

36・▽68紅=戦略。カニト・将宮陣……キャンサー パレス。

37・▲13永=戦術。永陣の活用。

38・▽17青=戦術。青江の活用。

39・▲55士=作戦。開戦。

42・▽15士=作戦。反撃。後手には遊駒がないが、先手は11青、61黒、81紅が立ち遅れている。

45・▲14永=強手。▲22永と引けば穏やか。

48・▽56士打=弱手。ここで▽同青▲同青▽46白とするのも一局。

50・▽12士打=やや重い手。軽く▽13青成あるいは▽13青元といきたいが、後手の援駒が士元3枚なのでいずれも後の変化がむずかしい。

56・▽13青成=相元領に進入。後手有利。

61・▲34紅=軽手。守備では天陣の横利きを通し、さらに攻撃態勢を整えた。

62・▽17天=疑問手。天陣の成り込みをねらった手。ここは難しく本局のキーとなる局面。他には▽22太▲同黒▽同東▲同天▽13黒打とするか、永陣の活用を見て▽65士・▽96士と突くか、あるいは▽29天・▽24士打・▽35士などいろいろとあるところ。

64・▽同黒=利かされ。▽59黒と引いたほうが堅かった。

67・▲35青=勝負手。

69・▲17青成=天陣を取って勝負形。後手の陣形は天陣に弱い。

70・▽63紅成=天陣にあてて▽63紅元もあるところ。

76・▽73南=敗着。相将を抑えている要の駒を清算することは棋理に反している。79・▲同紅を見落としていた。ここは▽22東と入るか、永陣の活用をはかって▽65士なら後手優勢。

100・▽48白=悪手。105・▲57白打を見落とし。ここは▽53士成と勝負したい。これまでの後手の指手はいささか受けに偏りすぎているようだ。どこかで手を抜いて反撃の形を作っておきたい。

105・▲57白打=好手。ぴったりした攻撃手。以後、後手はいつ無了してもおかしくないが、棋譜解説のため最後まで指していただきました。

111・▲56青打=寄せの手筋。▽同紅なら▲58竜。

無了図以下=▽86将▲95黒打まで詰み。

総括=後手は悪手もあったが、永陣が遊駒となり(対局中、後手は常に永陣を何とかしなければと考えていたそうだが、先手がその余裕を与えなかったともいえる)自将の逃げ道をふさいでいたことが敗因。
先手は白風2枚を犠牲にして天陣を取り、後手陣形の弱点を突いたことが功を奏した。さらに序盤立ち遅れていた駒も、すべてうまく使えたことが勝因となった。

§次は休憩室です§




−手合14−